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インテリっ子

うつ病の症状・状態では当事者の中には夜眠ることを意識

13/12/2011

うつ病の症状・状態では、当事者の中には夜眠ることを意識するあまり、九時ごろには布団に入る人もいます。

人は8時間以上睡眠時間を取っても、かえって眠りが浅くなる傾向があります。

そこで眠くなるまで布団に入らないという方法も効果的です。
また、布団に入っても30分眠れなかったら、一度床を離れ、また眠くなるまで待つという手もあります。

いずれにしても、当事者がこのような工夫をするということを支援者や家族が、うつ病の人との接し方で承知しておくことが大切です。

そうでないと、「何で起きているの。眠れないって言うけれど、こんな時間にゲームなんかやっていては眠れなくて当たり前でしょう」と本人を責めてしまうことになりかねません。

うつ病で予想される治療の時点を伝える

21/07/2011

あるうつ病患者さんが「出口のない長いトンネルに入ってしまったようだ」と言ったことがあります。

現在の苦しみと将来に対する不安を如実に物語っている言葉です。

うつは必ず治る病気であること、どれくらい休養をとって治療に専念したらよいのか、今はつらくてもどれくらいで治るのかを示すことは必要不可欠のことなのです。

それは、真っ暗闇のトンネルの中で出口の灯りを指し示すことであり、しばらく待てば何とかこのトンネルを抜けることができるという安心感を与えることでもあります。

うつ病の治療期間は、今のうつ状態が治って本来の状態まで回復するのに約三ヵ月かかります。これは平均の期間ですから、一ヵ月で回復する人もいれば、平均以上にかかる人もいます。

うつの治療とは

症状がほとんど消失しても、抗うつ薬の量は減らさないでその後約六ヵ月は服薬を続けるべきと考えられています。服薬を早くやめてしまうと、再発する可能性が高くなるのです。

その後、二カ月かけて徐々に抗うつ薬を減量していき、それでも状態が安定していれば服薬を中止し、治療を終結することができます。